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過蓋咬合

Deep Bite

過蓋咬合とは?

過蓋咬合の歯並び

お口を閉じた際、正常な噛み合わせでは上下の歯は3-4mm重なっているのが通常ですが、噛んだ状態で下の歯が見えないような状態を「過蓋咬合(過蓋咬合)」または「ディープバイト」といいます。

過蓋咬合の原因

過蓋咬合の原因として、骨格的な原因、歯による原因が考えられます。

骨格的な原因

顎の骨に問題があるケースでは上顎が長すぎたり、下顎が短すぎたりと、上下の顎の骨の成長バランスが適切でないと、過蓋咬合となる場合があります。

骨格

歯による原因

虫歯や歯周病などで奥歯を失うことにより、噛み合わせが深くなることがあります。また食いしばりの力が強く、奥歯の高さが削れて低くなることで、前歯の噛み合わせが深くなるケースもあります。

歯の噛み合わせ

過蓋咬合による弊害

歯茎が下がるリスクがある

下の歯が上の歯と当たっておらず、歯茎をかんでおり、長らくこの状態でいると歯茎の方が弱いので、噛んでいる部分の歯茎が退縮し、歯の根っこが露出してしましまう事があります。

顎が動かしづらい

下の歯が上の歯に過度に覆われることで、顎を前後左右に自由に動かせる幅が狭くなってしまうことがあります。これが長く続くと顎の痛みや変形を引き起こすこともあります。

過蓋咬合の治療

矯正装置を用いて上下の歯を正常な位置へと移動させます。上顎の前歯が大きくのびだしているような場合には、適正な位置に前歯を引っ込めたり、また奥歯が低くなっている場合には奥歯を適正な位置に伸ばしたりして治療を行っていきます。

過蓋咬合の症例紹介

症例01
性別 女性
年齢 42歳
装置 表側矯正装置(クリア)
抜歯 なし
期間 2年
方針 検査結果より上顎の前歯が後方に倒れて噛み合わせが深くなっていると診断されたため、歯を抜かず、上顎前歯を前方に倒す治療を行いました。患者様自身、噛み合わせが深いことで食いしばりが強く出ており、肩こり首の痛みのお悩みも抱えていました。今回の治療により前歯を前方に倒すことで噛み合わせが高くなり、奥歯への負担が減ったため首、肩の症状の改善がみられました。

※(すべての方で肩こり、首の痛みの改善がみられるわけではありません。奥歯への負担が首肩の症状の要因の一つではありますが、噛み合わせの改善が行われても、他の要因により症状の改善がみられない場合があります)
リスク 歯の移動に伴い歯根が短くなるリスクがあります。
矯正前
矯正前の歯並び
矯正後
矯正後の歯並び
治療費
精密検査・診断料 30,000円
成人矯正(クリアブラケット) 750,000円
処置料金 3,000円(来院回数分)

First Counseling初診相談

当院では初診相談を行っております。

歯列矯正治療に興味のある方は、お気軽にご利用ください。まだ、治療を始めるかどうか決めていない方でも不安や疑問をご相談ください。

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